今回はクリムゾン“サラウンド・ミックス”三昧!!
1970年代に生まれ、その後の音楽シーンをリードし、今なおディープなファンを心をとらえて放さないプログレッシヴ・ロック。オリジナルのリリースから50年以上経った現在、きら星のように輝く当時の音源は最新技術でリマスターされると同時に、5.1chサラウンドやDolby Atmosなどのイマーシブサウンド・ミックスが施され、新たな姿となって我々の前に姿を現しています。
しかし、一般家庭で5.1chやDolby Atmos環境を整えるのはなかなか大変なこと。そこで、「ピンク・フロイド『狂気』Dolby Atmos版体験会」の開催で話題となった御茶ノ水RITTOR BASEにて、定期的にプログレのサラウンド〜イマーシブサウンド・ミックスを体験する会、その名も「IMMERSIVE SURROUNDABOUT」をレギュラー開催することにしました!
案内人としてお招きするのはプログレ評論家として名高い片山伸氏。毎回ゲストともに豊富な知識に裏打ちされた濃いトークを展開しつつ、プログレの新たなサウンドフィールドを皆さまとともに楽しんでいきます。
今回は、すべてのスタジオ・アルバムがサラウンド・ミックス化されているキング・クリムゾンを大特集。11月にリリースされる『レッド』50周年記念盤Dolby Atmosミックスにスポットを当てながら、全曲クリムゾンのサラウンド・ミックス音源のみを試聴するという、前代未聞となるクリムゾン三昧の超豪華プログラムです。
今年2月に開催したIMMERSIVE SURROUNDABOUT Vol.2の第2部でキング・クリムゾンの5.1chサラウンド・ミックスを試聴した際に、Dolby Atmosミックスの抱擁感とは異なる、周囲を取り囲む分厚い音の壁のような圧力と重低音の迫力を感じることができました。10年前に作られたサラウンド・ミックスでさえも、最高の音響設備を備えたRITTOR BASEでは、瑞々しいゴージャスなサウンドで鳴り響くことが実証されました。
キング・クリムゾンはアルバムごとにメンバーや楽器編成(そして音楽性!)が変わるという特殊なバンドですが、それぞれの楽器がサラウンドで配置されることにより、誰がどのような演奏をしているのか明確に聴きわけられるようになり、まるで周囲をメンバーたちに囲まれているかのような疑似体験さえできてしまいます。クリムゾン好きにはたまらない、大迫力の新感覚サウンドをぜひ体験して下さい。今回もスーパーバイザーに鮎澤裕之氏を迎えてプログレッシヴ・トーク満載でお届けします。
キング・クリムゾンのサラウンド・ミックスのみを試聴体験するトーク・イベントは、日本初(もしかしたら世界初?)の試みではないでしょうか。席数限定、前回に引き続き今回も完売必至ですので、ご予約はお早めに!
<体験予定曲>(以下のアルバムから選曲します)
『In the Court of the Crimson King』 (1969) *Dolby Atmos
『In the Wake of Poseidon』 (1970) *5.1ch
『Lizard』 (1970) *5.1ch
『Islands』 (1971) *5.1ch
『Larks’ Tongues in Aspic』 (1973) *Dolby Atmos
『Starless and Bible Black』 (1974) *5.1ch
『Red (1974)』 *Dolby Atmos 全曲試聴予定
『Discipline』 (1981) *5.1ch
『Beat』 (1982) *5.1ch
『Three of a Perfect Pair』 (1984) *5.1ch
『THRAK』 (1995) *5.1ch
『The Construkction of Light』 (2000)(The ReconstruKction Of Light) *5.1ch
『The Power to Believe』 (2003) *5.1ch
<開催概要>
開催日:2024年12月8日(日) 14時〜17時
入場料:各回3,300円(税込)
*開場は開演の15分前で、チケットの整理番号順のご入場になります。
会場:御茶ノ水RITTOR BASE 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-1 お茶の水クリスチャン・センターB1