極上のサウンドを響かせることで知られる御茶ノ水RITTOR BASEが昨年から開始した新シリーズ「この人の音を聴きたい/この人の話を聞きたい」。気鋭の音楽評論家をホストに据え、彼/彼女が今一番ライブを観たいアーティストを選び、じっくりとそのサウンドを聴き、さらにその背景について公開インタビューを行います。5回目となる今回は、ポストクラシカルやエレクトロニック・ミューックをはじめジャンルを問わず健筆を奮う八木皓平氏が、今一番ライブを観たいアーティスト=ermhoiを迎えて行います。
ermhoiは至る所にいる。この希有の音楽家は、ここ2~3年だけ見ても石橋英子、馬場智章、Answer to Remember、KM、PAS TASTA、和久井沙良など、それぞれのシーンのフロントラインで活躍する優秀な音楽家たちの作品に起用され、そのすべてに印象的な声を残している。もう少し遡れば、MONDO GROSSOや常田大希のDaiki Tsuneta Millennium Parade(のちのMILLENNIUM PARADE)でもその声を披露していた。だからもしかしたら彼女を、作曲家としてよりもヴォーカリストとして認識している人も多いかもしれない。その唯一無二の声は、一度聴いた人間の耳にこびりついて離れない、一聴しただけでそれと判別できる音色であり、アコースティックにもエレクトロニックにも馴染む順応性と、どんなに強い演奏/トラックにも埋没することのない独自性、ライヴで歌えば一瞬でその場を掌握するスケール感とテクニックで、リスナーだけでなく、作り手の心も魅了する。ジャンルを超えて様々な音楽家から愛され、信頼されるヴォーカリストとして、彼女の進化は留まるところを知らない。…(続きは八木氏のnoteで!)