音楽家、サウンドアーティスト。新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears」主宰。立体音響システムを楽器として駆使し、独自の“空間的作曲”によって、先鋭的な作品を国内外で発表。2020年「インビジブル・シネマ(耳で視る映画)」をコンセプトにした話題作『Sea, See, She ーまだ見ぬ君へ』をスパイラルホール(東京・表参道)にて世界初上映し、第24回文化庁メディア芸術祭アート部門にて優秀賞を受賞。2021年1月にリリースした空間音響アルバム『聴象発景 in Rittor Base – HPL ver』が、国際賞プリ・アルスエレクトロニカ2021 Digital Musics & Sound Art部門において、栄誉賞を受賞。また公共空間、舞台、映画などにおいて、先端テクノロジーを用いた独創的なサウンドプロデュースを手掛けている。 大阪芸術大学音楽学科・客員教授。
アナログミキシングコンソールから最先端のデジタルプロセッサーまで、高品位なプロオーディオ機器を幅広く扱うセールスエンジニアとしてキャリアをスタートし、その後ホームシアターやヘッドフォン、さらには研究開発分野での立体音響システム開発など、あらゆる音のフィールドに携わる。2007年、株式会社アコースティックフィールドを設立。現在まで立体音響を中心とする多くの特殊音響システム開発やコンサルティングを行い、その豊富な経験を軸に、サウンドアーティストの立体音響による音楽制作やインスタレーションを技術面からサポートしている。2014年、ヘッドフォンおよびイヤフォンでの音楽リスニングに特化した高音質バイノーラルプロセッシング技術「HPL」を発表。音楽制作の他、放送および配信での普及を目指す。音楽を"作る""聴く"ための新しい環境作りがライフワーク。第26回日本プロ音楽録音賞ハイレゾリューション部門優秀賞をシステムエンジニアとして受賞。[作品:Lenna/細井美裕]サウンドアーティストevalaのプロジェクト「SEE by YOUR EARS」テクニカルディレクター。