Ableton and Max Community Japan #049「Simulation of Nature」

音楽未来人教養講座 #005 「耳を鍛える」の未来〜音楽家のコミュニケーションインフラとしての“聴能形成”

終了
20220331(木)
0407(木)
end

イベント情報

出演者
  • 河原一彦 (九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)
  • 森尾謙一(日本音響エンジニアリング株式会社 ソリューション事業部 副部長)
  • 松尾謙二郎
開催概要

株式会社インビジ(代表:松尾謙二郎、以下インビジ)と、多目的スペース「御茶ノ水RITTOR BASE(リットーベース)」(運営:株式会社リットーミュージック)は、音楽ビジネスの未来を毎回多彩なゲストとともに考える連続ワークショップMusician’s New Experience Project 「音楽未来人教養講座」の第5回を3月31日 に開催、オンライン配信します。

音楽を生業にする私たちは、それがどんな職種であれ、常日頃から様々な音に接しています。「楽器から」「スピーカーから」「パソコンから」直接出る音や、レコーディングされた音など実に様々です。そしてその音を“どう聞くか”、“どう伝えるか”は非常に大切なスキルといえます。
また、音自体を評価したり表現するうえで、いろんな言葉が飛び交っています。オーディオ評論家のいう「粒立ちのよい音」とか、クライアントのいう「もっとまるっとした音」とは、実際どんな音のことを言うのでしょう? 収録に立ち会って、エンジニアの話す「1,000Hzの音」や「6dB小さく」といった会話をさっと理解できるでしょうか?
多くの人と協働して音楽を作る上では、お互いの「基準」が明確でないとコミュニケーションがうまくできません。つまり、より具体的で正確な情報をやり取りするスキルが必要ということです。

そこで第5回「音楽未来人教養講座」は、現代の音楽家にとって「耳を鍛えること」「音を表現すること」の重要性について切り込んでいきます。
「聴能形成(*)」という、耳を鍛える学習プログラムの専門家である河原一彦先生と森尾謙一氏を招き、日々現場で「音」を媒介としたコミュニケーションに奮闘しているインビジ代表松尾謙二郎がモデレーターを務めます。

また今回は、日本音響エンジニアリング株式会社の協力により、聴能形成運用支援サービスのwebアプリ「真耳®Online」のデモンストレーションに加え、参加者全員にテストアカウントをプレゼントします。(有効期限:登録から1カ月間)

音に対する表現の幅を広げたい方、クライアントやエンジニアとのコミュニケーションをより円滑に進めたい方、自動車や電化製品などのサウンドデザイン、オーディオ機器の音質向上といった音響技術者の仕事の最前線に関心をお持ちの方など、多くの方々のご参加をお待ちしています。

*👂「聴能形成」とは👂
音響技術者に必須とされる、音の物理特性に関する幅広い知識や最新の技術に関する知見に基づいて、音の違いを表現し、他者に伝える能力を習得するプログラム。大学など教育機関をはじめ、企業でも業務上のコミュニケーション向上のために導入されています。

<「音楽未来人教養講座」#005 「耳を鍛える」の未来〜音楽家のコミュニケーションインフラとしての“聴能形成”>
日程:3月31日(木)20:00〜(アーカイブ映像は4月7日(金)まで全編視聴可能)
ストリーミング視聴券:2,200円 (一般) / 1,100円 (学割)
出演:河原一彦 (九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)
森尾謙一(日本音響エンジニアリング株式会社 ソリューション事業部 副部長)
ファシリテーター:松尾謙二郎(株式会社インビジ、株式会社coton代表取締役)
主催:株式会社インビジ/株式会社リットーミュージック

<視聴の際の注意事項>
・本公演はインターネットでの公演となります。閲覧に関わる通信費用はお客様のご負担となります。
・データ量が多くなるため、安定したインターネット環境の利用を推奨します。
・配信ページへのリンクボタンは、開演の約10分前に「イベント視聴ページ」に掲載します。
オンラインイベントの参加方法
・ライブストリーミング中、途中から視聴した場合はその時点からの映像となり、巻き戻しての再生はできません。
・ライブストリーミング後にファイル変換を行うため、1時間ほど視聴できない時間があります。あらかじめご了承ください。

<セキュリティについての注意事項>
本シリーズイベントではチケット購入サービスの「Peatix」を利用していますが、2020年11月17日(火)に運営会社であるPeatix Japan株式会社より、2020年10月16日から17日にかけて行われた不正アクセスによりお客さま情報の一部が引き出されたとの報告がありました。同社は11月15日にアカウントのセキュリティの万全を期すため、全てのパスワードの再設定が必須となる措置を行っていますので、それ以前に当サービスにご登録をされているお客さまにつきましては、ご利用されているパスワードの変更と、同一のパスワードを他社サービスでもご利用されている場合は、念のため変更いただけますようお願いいたします。なお、今回の不正アクセスについての脆弱点への対処は完了しているとの報告を、同社より受けております。
*本件に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。
Peatix Japan株式会社 専用カスタマーセンター
受付時間:10:00~18:00
電話:0120-331-367
メールアドレス:cs@peatix.com

出演者プロフィール
  • 河原一彦 (九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)
    1964年生まれ。九州芸術工科大学音響設計学科卒業、九州芸術工科大学大学院情報伝達専攻修士修了。1989年、東亜特殊電機(現在TOA株式会社)入社。ディジタル信号処理プロセッサ、ディジタルミキシングシステムの開発に従事。1991年、九州芸術工科大学助手。九州大学との統合を経て、2007年九州大学大学院芸術工学研究院助教。2019年より現職。ネットワーク音響の応用、スピーカの評価技術・利用技術、聴能形成の訓練開発等に関する研究に従事。日本音響学会 音響教育委員会委員長、Audio Engineering Society (AES) Vice President (Asia Pacific)、AES Education Committee Vice Chair (Asia Pacific) を務める。
  • 森尾謙一(日本音響エンジニアリング株式会社 ソリューション事業部 副部長)
    1980年生まれ。京都大学工学部地球工学科卒業、同大学院工学研究科都市環境工学専攻修了後、2006年日東紡音響エンジニアリング(現 日本音響エンジニアリング)入社。入社1年目から聴能形成システム"真耳"のソフトウェア開発を担当。その他、ビッグデータによる航空機騒音自動識別技術や手のひらサイズの音響カメラ"SoundGraphy"など開発業務に従事。近年は聴能形成運用支援サービス"真耳Online"を立ち上げ、システム提供のみならず、訓練コンテンツの開発や社内外での聴能形成講師として聴能形成の普及に努める。
  • 松尾謙二郎
    株式会社インビジ 、株式会社coton代表取締役。福岡県出身のサウンドデザイナー、作曲家、メディアアーティスト。新しい音の価値と経験(サウンド・エクスペリエンス)を創造することをミッションに、サウンドデザイン、楽曲・映像制作、アートインスタレーション、インタラクティブデザインなど行う。コンセプトは「音楽拡張」。

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