Ableton LiveとCycling’74 Maxのユーザー・コミュニティ=AMCJ (Ableton and Max Community Japan) が毎月開催する学習エンタメ、レクチャー&ライブ・イベントをRittor Baseからストリーミング配信にてお届けします。10月はこれからMaxプログラミングをはじめる初心者にターゲットを絞った企画の第一弾「Max/Ableton M4Lではじめるサウンドプログラミング」となり、エフェクトの王道であり基本であるディレイを開発する方法の解説になります。
日程:2020年10月18日(日) 14:00- 3時間程度を予定
ストリーミング視聴券:2,200円 (一般) / 1,100円 (学割)
アーカイブ:当日から一週間、10月26日(月) 0:00まで全編アーカイブ視聴可能
出演:ayakooo (Ayako Okamura), 岡安啓幸 (Akiyuki Okayasu)
主催:Ableton and Max Community Japan / リットーミュージック
協賛:株式会社エムアイセブンジャパン、Cycling’74、Ableton株式会社
お問い合わせ:https://twitter.com/AMCJ_Official/
AMCJ #008イベント概要
ディレイは音を遅らせて鳴らすエフェクトですがその応用範囲は広く、ホールの空間のような音に加工するリバーブや多重演奏のような微妙にチューニングがずれた音の厚みを出すコーラス、ファンクなどでは定番のフェイザーはディレイから作られています。また、デジタルオーディオプログラミングでは低音や高音をカットしたりワウペダルのようにある音域以外をカットするフィルターもディレイを応用して作られています。そんなオーディオエフェクトの基本中の基本ディレイを実際に作ってみるプログラミングの実習「自分で作る」コーナーと、その背後にある原理や理論を学ぶ「DSP道場」のコーナーの両面から掘り下げていきます。
●自分で作る – Delay編(Ayakooo)
Ableton認定トレーナーであるayakooo (Ayako Okamura)が、自作ディレイMax for Liveデバイスを一から制作していくことで、Maxプログラミングの基本を未経験者にも分かるように解説します。
—登壇者からのメッセージ—
「Max for LiveはAbleton Liveを使いこなす上で欠かせない機能です。音だけでなく映像やインタラクティブな作品にも使用されています。今回は自作ディレイを作り基本を学びます。プログラミングをした事がなくても分かるように説明します。Max for Liveを使ってみたいけど、どうしていいか分からない方、挫折してしまった方など、ぜひこの機会に挑戦してみましょう!」
●DSP道場 – 離散と遅延(岡安啓幸)
岡安啓幸がディレイにまつわるデジタル信号処理の理論、またディレイの応用例をMaxプログラマーのために丁寧に解説します。
—登壇者からのメッセージ—
「ディレイはアナログとデジタルの違いが大きく現れたエフェクトで、コンピュータ上で音を扱う際の基本を知るのに最適です。往年のアナログディレイとデジタルディレイにはどんな違いがあるのかを知ることは、コンピュータで音を扱うとはどういうことなのかを知ることです。そんなデジタル信号処理の基本ディレイを一から紐解いていきます。理論は避けがちだった方や難しそうだと感じている方も、この機会に一緒に学んでいきましょう!」
AMCJ #008 はこんな人におすすめ
・Cycling ’74 Maxのプログラミングをこれから学びたい人
・Ableton Max for Liveのプログラミングをこれから学びたい人
・まだMax/MSPやMax for Liveを持っていなくてこれから使ってみようと思っている人
・Maxプログラミングで挫折してしまった人
・Ableton Live SuiteをもっているけどM4Lは使うだけで自分で開発ができない人
・カンで開発しているけど体型的に音の原理を学びたい人
・独学が難しくて、わかる人に質問したい人
AMCJ #008を通じて身につくこと
・サウンドプログラミングの業界標準の環境であるCycling’74 Max/MSPとAbleton M4Lでディレイを自作する力
・Maxのパッチを読み解く力
・Maxプログラミングの勉強のしかた
・デジタルオーディオの最も基礎的な数学や物理の知識
・ディレイ沼