理想の音を響かせるために設計された音響空間=RITTOR BASEにて、歌人・作家の川野芽生の作品を朗読と音楽でお届けするシリーズ、3回目は2022年に書肆侃侃房から刊行された掌編集『月面文字翻刻一例』を取り上げます。今回は初の試みとして、朗読のために選び構成した『掌編選集』回と、「蟲科病院」「天屍節」の二編を読む『短編集』回という2パターンの演目で開催します。
もちろん、両演目とも川野芽生自身が読み手として参加。『掌編選集』回では舞台芸術創造機関SAIのぜんも読み手に加わります。音楽は『奇病庭園』朗読ライブ「耳に就いて」に参加したTokage、ロリィタ短歌朗読ライブ「衣裳箪笥のアリス」に参加したJammy、両名による書き下ろし。会場の御茶ノ水RITTOR BASEに常設された立体音響システムを駆使することで、通常の朗読以上の没入感を得ることができます。
また、配信でお楽しみの方へ高精細な映像はもちろん、会場の立体音響をバイノーラル化してお届けします。ヘッドフォンでお聴きいただくとあたかも会場に居るかのような臨場感が得られます。
*こちらのページでは『掌編選集』回のチケットのみ取り扱いになります。
<掌編 朗読タイトル>*一日目と二日目で内容が異なります。
【23日 (日) 13:30〜 (アーカイブ配信回) 】
月面文字翻刻一例
砂の両手
棲まうもの
不寝番
遠き庭より
いつかゆく水辺へ
さよなら鳥たち
桜前線異状なし
【24日 (月・祝) 13:30〜】
月面文字翻刻一例
砂の両手
鳥と男と
遠き庭より
月の鱗粉
いつかゆく水辺へ
さよなら鳥たち
桜前線異状なし
<朗読ライブ「月面文字朗読一例」掌編選集 – 川野芽生とぜん、二名の異なる声によって奏でられる掌編のみで構成された公演>
開催日時:2025年2月23日 (日) 開演13:30 (アーカイブ配信回)
2025年2月24日 (月・祝) 開演13:30
会場参加券:4,400円
*開場は開演の20分前より、チケット番号順の入場となります。
*各回、終演後にサイン会を行います。公演パンフレットご購入の方が対象となります。
*会場参加券をご購入の方は、23日13時30分公演のアーカイブ配信もご覧いただけます。
配信視聴券:2,200円 (23日13:30公演をご覧いただけます)
配信期間:2025年2月23日 (日) 22:00〜2025年3月7日 (金) 23:00まで
チケット発売開始:2025年1月10日 (金) 22:00
<音楽>
Jammy
音楽家。高校生からギターを始め、その後Aphex TwinとKing Crimsonに出会い、音楽の自由さに開眼。ノイズ即興演奏を軸に10年大阪で活動後上京。最近はボーカロイドで曲を作ったりライブ中にボクシングをしたり。他にボールペン画、タロット占い、タップダンスなど。
Tokage
インターネットコンポーザー・ボカロP。現代音楽をルーツに、ポップスやエレクトロミュージックなどをミックスした独自の音楽を作り出す。2023年10月『奇病庭園』朗読ライブ「耳に就いて」で音楽・キーボード演奏を担当。
<staff>
原作:川野芽生「月面文字翻刻一例」(書肆侃侃房 刊)
構成:嬉野ゆう(PSYCHOSIS)
音響:嬉野ゆう
照明:千草ちゆ
配信撮影:國崎晋(RITTOR BASE)
宣伝美術:森永理科(PSYCHOSIS)
写真:嬉野ゆう
企画制作:RITTOR BASE/嬉野ゆう
制作協力: 書肆侃侃房/PSYCHOSIS/舞台芸術創造機関SAI/琴音/大津澄怜/木原春菜
【会場参加の注意事項】
・会場参加できるのは「会場参加券」を購入された方のみです。「配信視聴券」では会場参加はできませんので、チケット購入の際にはお間違えの無いようお気を付けください。
・会場でドリンクの提供/販売はございません。ペットボトルなど蓋の付いた飲料の持ち込みは可能です(アルコール不可)。
・体調が優れなかったり37.5度以上発熱がある場合、また新型コロナウイルス感染症陽性とされた方との濃厚接触がある場合はご来場をお控えください。
・プレゼントのお預かりはできません。
・会場周辺での出演者の入り待ち、出待ち行為は禁止いたします。
【配信視聴の注意事項】
・閲覧に関わる通信費用はお客様のご負担となります。
・データ量が多くなるため、安定したインターネット環境の利用を推奨します。
オンラインイベントの参加方法
*延期や中止の場合以外、チケットの払い戻しを原則行いません。ご理解の上、ご購入をお願いいたします。